法規走行 PR

特に気を付けたい場面 その1

20t制限の標識
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止まれの標識
【法規走行】免許を取る際、試験課題でもあった、法規走行。簡単に言えば、ルールを守って走ることです。 想像してみよう あんしん運転を提供するのに大...

「法規走行」カテゴリ、前回の記事では、法規走行の大切さを考えていただきました。

今回は、実際の運転にあたり、特に気を付けたい場面をいくつかご紹介します。

一時停止(道路交通法=以下「法」第43条・第33条)

あなたは、「止まれ」の標識や踏切の手前で、きちんと毎回確実に停止できている、と胸を張って言えますか?
残念ながら、実際の道路交通に目を向けてみると、一時停止を「徐行」で済ませてしまっている人がほとんどです。

車中からは、確かに一瞬の停止と、徐行との区別はつきにくいので、ついつい、より楽な「徐行」をしてしまいがちです。
が、車外から見ていると、どんなにゆっくりでも、停止しなかった場合は、明らかに分かってしまいます。

そもそも、一時停止は、十分な安全確認が必要な箇所に設定されています。
しっかり、100%安全だ、と言えるだけの安全確認をするためには、最徐行では時間が足りないはずです。

また、歩行者の視点から見ると、「止まれ」の標識があるにもかかわらず停止線を行き過ぎ、最徐行にて交差点を通過していってしまう車は、非常にだらしなく、安全に無頓着なドライバーが乗っている、という印象を与えます。

私たちは、あんしん運転ドライバーとして、毎回毎回きちんと、誰に見せても恥ずかしくない一時停止をしましょう!

ちなみに一時停止ついでに触れておきますと、踏切での一時停止の際は、実は法的には「窓を開けなくてはならない」とは決まっていません(法33条1項「踏切を通過しようとするときは、踏切の直前で停止し、安全確認をした後でなければ進行してはならない」)。
が、警報機・遮断機の故障は、実は技術の進歩した今日においても、ありえないと言い切れることではありません(私は昔鉄道関係の仕事をしていましたが、割と簡単に踏切は壊れます)。

踏切の安全確認の目的は、「警報機が鳴っていたら止まるため」ではなく、「列車と衝突しないため」です。
列車の音に気付けるよう、やはり教習所で習った通り、踏切を通過し始める前から、通過し終わるまで、窓は開けておきましょう。

参考: 二段階停止

一時停止に関連して、最近よく言われているのが、「二段階停止」です。

一般に、一時停止箇所の停止線は、交差点の手前の、横断歩道等のさらに手前に引かれていることが多いため、正直なところ、停止線でぴったり停止しただけでは、安全確認を行う場所としては不十分な場合が多々あります。
(ただし、対向車とのすれ違い、横断歩道の安全確認など、手前すぎる場所に引かれている停止線であっても、それは不備ではなく、何らかの理由があってそこにあるので、決して無視してはいけません。)

そこで、停止線でぴったり停止した後、交差点の直前等、しっかり安全確認のできる場所で、もう一度停止し、しっかり安全を確認しよう、というのが二段階停止です。

本ブログとしては、「絶対に二段階停止をしなければならない」という言い方はしませんが、交差点の構造や状況によっては、このようなやり方もあるということを覚えておくとよいでしょう。

ちなみに、郵便関係の車やバイクはよくこの二段階停止をしているような気がするので(もしかしたら私の家の近くだけかもしれませんが…)、交差点付近で郵便屋さんを見かけた際は、邪魔にならない場所から観察させていただくのも良いかもしれません。

右左折時の徐行(法34条)

交差点では自動車×歩行者や、自動車×自転車の事故がとても多いのですが、これらの一因となるのが、右左折時の徐行違反です。

どうしても、自動車の運転席には、死角がたくさんあります。
その死角から急に歩行者が出てきても、あなたは絶対に、安全な間隔を保持して停止できますか?

右左折は、常に安全に停止できる速度で行いましょう。
特に左折の場合、10km/h以下まで落とす運転を心がけましょう(頭ではわかっていても、実際にはできていない人がほとんどです)。

4月の、小学校に入ったばかりで、まだ道路交通に不慣れな新1年生の多い時期は、この左折に関する事故がとても多く発生します。
左折にかかるわずか数秒を惜しんだせいでかけがえのない命を奪ってしまうということの決してないよう、くれぐれも左折は気を付けて行いましょう。

今回はここまでです。また次回の「法規走行」カテゴリの記事にて、続きを書かせていただきます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また、「その2」の記事もよろしければお読みください。

20t制限の標識
特に気を付けたい場面 その2https://anshin-unten.work/15087337/ 前回に続き、法規走行の上で特に気を付けたい場面をご紹介します。...